見えるものと見えないもの
街から人々が消えていく日に思うこと
この記事を書いている現在
世界はコロナショックというべき
パニック状態になっています。
中国人などの旅行における移動などが規制され、
そろそろ日本の移動も規制されようとしています。
立ち寄った東京駅では
今まで見たこともないくらいに
人が少ないと感じました。
今回のコロナ騒動をみて感じたことは
人間っていう生き物は簡単に
「目に見えるもの」
「目にみせられるもの」
に思考が流れてしまうということです。
自己啓発業界では
文章より画像
画像より動画
動画よりリアル
という『文章>画像>動画>リアル』という公式が
暗黙の了解で成り立っています。
良くも悪くも「リアルで会う」までやってしまうと
それ以外は見えなくなるっていう部分では
クロージングもされやすくやってしまうんですね。
それが今の高額商品の売り方でもあります。
『見えるもの』に思考を奪われてしまうのが人間
コロナウィルスでいうと
コロナウィルスは目に見えない
未だに全て解明されてない不明のウィルス
ということで恐れられています。
それ故に、いくつかのメディアは
今日の感染者は◯人
今日の死者は◯人
と見えるカタチで周りが教えてくれます。
教えてくれると言えば聞こえがいいですが、
恐怖心を煽られていると言っても過言ではないでしょう。
そして、見えるからこそ、
そこから得ることができる事実のみにとらわれます。
インフルエンザの感染者
インフルエンザの死者
はカウントされてメディアで放送されません。
時期を問わず、
人間のミスで起きる交通事故も一緒です。
今日の交通事故の回数
今日の交事故の死者
はカウントされてメディアで放送されません。
だいたい2019年で考えると
1月のインフルエンザの死者は毎日50人です。
交通事故は大体1日平均12人がなくなります。
一ヶ月でみると平均360人の死者ということです。
感染が拡大するからと
電車を避ける
飛行機を避ける
だから自家用車で移動する
となりますが、これはかえって自分の死亡率をあげています。
ウィルスでの死者数よりも
交通事故の死者数の方が上回るからです。
テロにおける本当の被害者は?
9.11の世界貿易センタービルにおけるテロは
テロ後、飛行に乗ることを避けるという現象が起きました。
それによって交通事故で亡くなる人が
圧倒的に増えました。
だけど、交通事故で亡くなる人は
テロの影響で亡くなった人数にはカウントされません。
そして、テロ被害者への援助金や支援なども受けれません。
しかし、世界貿易センタービルにおける
テロの一番の影響はそのあと多発した
交通事故での死者数の増加であったことも
ほとんどの人々が知りません。
今回のコロナウィルス騒動も同様だと思います。
見えるものと
見えていないもの
見えていないものを捉える力が増えれば
ピンチをチャンスに変えることもできますし、
それができなければ、
「衝動買いウィルス」
にでも感染したかのように
マスクやトイレットペーパーを求めて
彷徨う集団の仲間入りをしてしまいます。
冷静に物事を捉えられる思考力というのは
普段はなくても生きていけますが
いざとなった時に自分も守ってくれる最強の武器となります。
ぜひ、今起きていることの現象の裏には
どんな見えない想いが働いているのだろう?
と考える癖をつけてみてください。