視点を変える

言葉を置き換えただけの見栄と違和感 in Korea

kai
2020年1月9日
韓国に行ってきました。
この1ヶ月後には
世界がコロナウィルスの話題になるとは思ってもいませんでした。
今、現在、韓国は中国に続いて感染者数が世界2位となってますね。
韓国には今回初めて行ってきたんですけど、
韓国ってカフェが多いんです。
カフェが多いイメージを持っていなかったので
ちょっとびっくりしました。
1人当たりのスターバックス店舗数が日本の2倍あるそうです。

綺麗がカフェもたくさんあると思うのですが、
僕が訪れた地域は
路地に入ると少し田舎感というか
廃れたイメージで
ちょっとチェンマイに似ている感じでした。
チェンマイの方がカフェがオシャレで
韓国はとにかく作ってみました!!
って感じですかね。
内装はとても綺麗なんだけど、
外から見ると雑居ビルって感じな建物が多かったです。
旅にできる時の必需品にパソコンがあるんですが、
今回の韓国は「遊び」に徹しようと決めていたので
初めて旅にパソコンを置いていきました。
自らがパソコンを持たないということを決めて
行った韓国のカフェで感じたのは、
そもそも韓国のカフェには
パソコンを開いている人がいないということ。
(たまにいるのかもしれないですが極端に少ないです)
多くの人が友人との会話を楽しんでいたり、
寒さしのぎで入って電話してたり、
本読んでいたり、カフェそのものを楽しんだり。
そういえば日本のカフェって
パソコン開いている人多いなって改めて思いました。
良い悪いは置いといて。
そこで思ったのが、
そもそもカフェって仕事場ではないってこと。
「ノマドワーカー」っていう言葉が流行って
明らかにカフェで仕事をする人が増えたし
カフェで仕事をしている風な写真をあげる人が多い。

「ノマドワーカー」って名乗ってしまえば、
自由で時間に余裕があって
それなりに成功している風にみえるから不思議なんだけど。
本当に作業効率を目指すなら
カフェでなくてもいいはずなのにも関わらず。。。
コワーキングスペースとかの方がきっと捗るはずなんです。
ノマドワーカーの定義自体が
働く場所を自由に移動する働き方なんだけど
「特定の」カフェを職場にしている時点で既に
ノマドワーカーしてないじゃん?
と思ったんですよね。
「特定の」カファを職場化してしまったら
もはや行き場がなくて
ただカフェを職場として働く人みたいなね。
もっと言ってしまうと
洗練されて
そこそこ高級で
オシャレなカフェで仕事する自分が
カッコいいと自分に酔っているだけになってしまうのです。
よくよく考えると「ノマドワーカー」と言っても
会社を作って、それなりに売り上げを上げて、
ってやってない限りは
働きたい時間だけ働くアルバイトと何の代わりもない
ただのフリーターだよね。
フリーターと名乗れば
会社員より下とみられる社会
 
ノマドワーカーと名乗れば会社員より上というか
自由で楽しくやってそうにみられる社会
言葉を置き換えるだけなのに
連想される事実が大きく違ってくる。
もはやカフェでパソコンを開くだけで
「ノマドワーカー」と名乗れる時代。
この言葉と肩書きにこだわるほど
ただの意識高い系と
ただの見栄で終わってしまう。
とは言っても僕もカフェで仕事はしますけどね。
置き換えられた言葉に翻弄されてる限りは
本当にやりたいことは見えないんだろうなと思います。
今使っている言葉が
カッコよく見せるためだけの見栄なのか
それに見合った行動ができているのかどうか
たまには見直してみてもいいかもいいかもしれません。
遊ぶべき場所は遊ぶ、
仕事すべき場所は仕事する、
切り替えてやっていくことも大切だなということを
この韓国で感じました。
海維/kai
海維/kai
宇宙人 / パラレルシフター
会社員・ビジネス・バックオフィスなど複数のキャリアを飛び回る。 具体と抽象、物質世界と精神世界を自由に行き来して、マルチポテンシャルに世界を飛び回るパラレルシフター。 視点を切り替え、世界を変える。 マイルを使って世界を飛び回る旅行が趣味。 海維を表すkey word:世界・パラレル・自由・旅
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