ホテル宿泊記

【宿泊レポ】京都嵐山・星のや京都の宿泊レポをご紹介!

kai

こんにちは。
マイルで旅を楽しむパラレルシフターのカイ(https://www.facebook.com/groups/kaisalon22)です。

2021年5月に自分へのご褒美に「星のや京都」に宿泊してきました。
今回はマリオットボンヴォイではなく「星のや」の宿泊レポになりますが、よろしければご覧ください。

京都嵐山にある「星のや京都」

「星のや京都」までのアクセス


星のや京都は、京都嵐山から約10分。渡月橋のすぐ近くにある船着場から専用の船で向かいます。
車の場合は船着場周辺に駐車するしかないので、電車やバスでの移動の方が便利です。

船着場から船に乗って星のや京都まで向かうのですが、移動手段は船・または宿泊者のみの専用道路しかありません。
基本は渡月橋側の船着場からは、星のや京都の方に連れて行ってもらうしか辿り着けない特別感があります。



僕が宿泊した日は、前日の大雨で川が増水しており、船に乗ることはできませんでした。
星のやの方が、車一台ギリギリ通れるほどの川沿いの道を運転してくださいます。
あまりにも狭い道路なので乗っている方も緊張するのですが、この道路を走るために専用の訓練をされている方のみが運転してくださるようで「ご安心ください」と声をかけていただきました。

「星のや」とは?

星野リゾートが手がけるホテルの中でも、圧倒的非日常感を追求した日本初のラグジュアリーホテル「星のや」ブランドの宿泊施設です。

東京、富士、沖縄、竹富島、京都、軽井沢などにあり、その中でも「星のや京都」は人気の高いホテルです。
ずっと行ってみたかったので、今回は自分の誕生日にご褒美旅行を!ということで星のや京都に宿泊することにしました。

レセプション


まず、渡月橋のそばにある「星のや京都 舟待合」まで向かいます。
本当にここであってる?と思いながら歩いていくと、星のやのスタッフさんが近くで待っていてくれるのでわかりました(*´꒳`*)

レセプション・待合所があり、そちらでチェックインの手続きと客室までの移動の舟を待ちます。
(この日は川の増水で車での移動でした)

梅雨の時期や台風の時期は、舟で移動できないことが多いそうで、時期や天気によって舟を体験できないこともあります。
僕は今回、行きも帰りも車でした。

舟に乗れなくてとても残念でしたが、チェックアウトの際にお土産をいただきました。

客室「葉雫」

予約したのは「葉雫」ではなかったのですが、アップグレードされていて「葉雫」のお部屋になっていました。

途中素敵な音色が聞こえる…と思ったら、ウェルカム演奏をしてくださっているそう!
お部屋に向かうまでも「星のや」の世界観を感じて期待も高まります。

小径を通って家に帰るような感覚でたどり着くお部屋。
新緑の季節だったので、とにかく緑が美しく、この小径を通るのも楽しみでした!

一軒家のお家のような造りになっていて、玄関で靴を脱いでお部屋に。

ベッドと、テーブルスペースがあります。
お部屋はリバービュー!
前日の大雨で濁流感のある川でしたが、それでも川や緑が窓から見えるのは嬉しいですね。

角部屋だったので、横の窓からも新緑が見えました。
川の上には線路が通っていて、トロッコ列車が通ります。
トロッコのお客様が手を振ってくれるのも見えます( ´∀`)

(森の中にかすかに見えるトロッコ列車)

冷蔵庫の中のウェルカムギフトには、「星のや 鳥羽玉カカオ」が。
1803年創業の京菓子司「亀屋良長」とチョコレートファクトリー「ダンデライオン・チョコレート」のカカオたっぷりの星のや京都オリジナル和菓子だそうです。

お部屋には、滞在時間を楽しめるよう、枕香作りや、写経セット(硯と筆など)も用意されていました。

雨がパラパラと降っていたので、雨音を聞きながら静かに写経する時間もまた贅沢に感じました。

お風呂

星のや京都には大浴場や温泉はありません。
客室に大きなヒバの浴槽があります。
Bluetoothのスピーカーやバスソルトが用意されていますので、癒しのひとときを過ごすことができます。

水の庭・奥の庭

夕食はコース料理をいただくことにしていたのですが、それまでの時間は敷地を散歩して楽しみました。

とにかく景観全てが美しく、どこを撮っても絵になる星のや。
新緑のシーズンは特に、ひっそりと佇む邸宅と鮮やかな緑のコントラストが美しいです!

水の庭は、小さな滝のようなスペースがあり、水の音も美しい庭。
奥の庭は、ひっそりと佇む木の間に枯山水をイメージしたような静けさと奥ゆかしさを感じる庭。

自然の美しさはもちろん、職人技、伝統工芸や老舗のこだわりが見られるのも「星のや」の特徴かもしれません。

また、スタッフさんもどの方もホスピタリティが素晴らしく、「さすが星のや!」と感動することがたくさんあります。

夕食(ダイニング)

完全予約制なので、宿泊予約時に夕食付きプランで予約することをお勧めします。
今回は誕生日祝いで京会席「五味自在」をいただきました!

半個室のようになっていますが、コロナウイルスの影響で宿泊者が減少していた時期で2組入るお部屋に1組だけだったのでゆったりと過ごすことができました。

お料理はひとつずつ、スタッフの方が説明してくださいます。
1番最初に出てきた食前酒が、とても美味しかったです!

その名も、「稼ぎ頭」!
素敵な空間で美味しいお酒をいただき、本当に心地良く、「もっと稼ごう!」と決意したのは確かです。笑

星のや京都のお料理のコンセプトは、

“日本料理が育んできた
伝統や美意識を踏襲しながら
その枠にとらわれることなく
世界の味、文化の雫を一滴たらし
創意工夫することで生まれる
新たな日本料理の提案”

だそう。
このコンセプトを見た瞬間から、感動と期待が入り混じります(*´꒳`*)

↑先附は「蛸の新緑和え」
続いて八寸。

鯛粽寿司やクレソンの白和え、菖蒲茶巾、蛇籠蓮根など、ひとつひとつに細やかな美意識が感じられます。

続いては向附「イサキのお造り」と椀物「鱧葛たたき」。

京都では何度か懐石料理をいただいていますが、イサキの登場回数が多めです。
地域柄なのか?季節柄なのか?
鱧も懐石料理では良く出会いますね!

お次は、揚げ物「稚鮎の南蛮揚げ」と強肴「牛フィレ炭火焼きと旬野菜含め煮」

この「稚鮎の南蛮揚げ」は器も美しかったので質問してみたのですが、やはり水をイメージしている器で、鮎が泳いでいるような造りになっているそうです。

そしてこのお肉はとても柔らかくて味わい深く、記憶に残っています!

そしてこちら↑が蕨ごはん。
田舎育ちなので山菜が出てくるのが嬉しかったです( ´∀`)

最後はデザートに「さくらんぼのミルフィーユ」と「季節の果物」。

お誕生日のチョコプレートをつけていただきました!
季節の果物は「びわ」でした。

お腹もいっぱい、胸いっぱいで夕食を終えました。
おもてなしから料理の美味しさ、美しさまで、本当に素晴らしかったです!

来てよかった!と何度も何度も感動と共に思ったのは、星のや京都が1番かもしれません( ´∀`)

ダイニングからお部屋まで、夜の景色を楽しみながら帰りました。
水の庭は夜も美しく、胸いっぱいで帰路に着きました!

朝食(朝鍋)

星のや京都といえば!「朝鍋」です。
これがもう、とにかく美味しいんです。
旅行が終わった後も、しばらく忘れられなかった朝鍋。笑

朝食の時間になると、スタッフさんが朝鍋のセッティングをしてくれます。
(朝鍋用のテーブルなど、大掛かりな用意を手際良くササっとこなしてくださいます!)

朝食メニューはこちら。

朝鍋ってなんだろう〜?くらいに思っていたのですが、これが本当に美味しくて。
朝から鍋!?とか思っていた自分の想像を遥かに超えていきましたね。

繊細なお出汁でいただく朝鍋は、朝からでもモリモリ食べられるほど軽やか。


普段は朝あまり食べられないのですが、ここでは朝からしっかりと朝食をいただきました!

朝食は皆さん部屋食なので、朝から川を眺めて優雅にお部屋で朝食をいただいて、良い1日の始まりを過ごせました。
朝の始まりが良い時間だと、その後もずっと時間の流れが穏やかで、本当に満足の時間を過ごしました。

空中茶屋

フロント、ライブラリーラウンジ、空中茶屋、売店が同じ建物になっています。
翌日の日中出発前に利用したので、フロント利用の方々もいて前日よりは人が多かったようです。

コーヒーや紅茶、おかきなどのお菓子が無料でいただけます。

外は空中茶屋になっていて、川を眺められる(川の上に浮いているような)テラスになっています。
ラウンジには畳スペースもあり、ゴロゴロできたりもします。

本が置いてあったので、ゆったりと本を読んだり、お茶をいただいたり。
こちらでもトロッコ列車の皆様と手を振り合ったり。
チェックアウトまでゆっくりと過ごしました。
(帰りの送迎も時間差で行われるので、チェックアウトの送迎時間がそれぞれ異なります)

売店では「星のや」グッズが販売されており、トラベラーズノートの星野リゾート限定版が気になりました!

チェックアウト

チェックアウトを済ませて、送迎の車で渡月橋付近まで帰ります。
帰りも川の増水で舟には乗れませんでした。
天気なので仕方がないと思いつつも、とても残念に思っていましたが、帰り際に「舟を出せなかったので」ということでお土産をいただきました。

そこも、がっかりさせない心遣いを感じてますます星のやの世界に引き込まれていきました(*´꒳`*)

毎回旅の最後は名残惜しい物ですが、まだまだ星のやの世界を探索したかったので今回は特に名残惜しかったです!

宿泊レポまとめ


初めての「星のや」、本当に素晴らしい体験でした!
星のや京都は連泊でもっと楽しみたいなと思いました。

老舗旅館をリノベーションしているようなのですが、その旅館のような邸宅のような独特の雰囲気がとても素敵です。

高級ホテルなのですが、なぜか「家のように感じる」。
そんな落ち着きと非日常が混ざり合って作る世界が、僕はとても好きでした!

星のやは全国にいくつかありますが、「また星のや京都に来たい!」と思いましたよ(о´∀`о)

普段と全く違う「非日常」を体験することで、自分自身の世界もグッと広がったように感じます。
今回、自分の誕生日のお祝いで利用しましたが、自分のアップグレードができるような旅でした。

本当に素晴らしい空間なので、ぜひ、非日常体験をしてみてはいかがでしょうか?
今回は新緑の季節だったので、僕も次は冬の星のや京都を楽しんでみたい!と思いました。

海維/kai
海維/kai
宇宙人 / パラレルシフター
会社員・ビジネス・バックオフィスなど複数のキャリアを飛び回る。 具体と抽象、物質世界と精神世界を自由に行き来して、マルチポテンシャルに世界を飛び回るパラレルシフター。 視点を切り替え、世界を変える。 マイルを使って世界を飛び回る旅行が趣味。 海維を表すkey word:世界・パラレル・自由・旅
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