視点を変える

本質も真理もない世界

kai

「本質を捉えましょう」
「本質はコレです」
「これが真理だよ」
「それって真理に近いよね」

自己啓発業界では、
こういう言葉をよく聞きますよね。

僕も実際、使ってたりします。

だけど、なるべく意識して
使わないようにしています。

だからなのか、
最近使っている人がいると

「本質」って言った、
「真理」って言った、

って無意識にその回数を数えている自分がいて
なんかだ性格悪いなと思ってしまいます。

 

意識することにフォーカスがいくって
こういうことなんですね!!

 

僕がこの言葉をあまり使いたくない理由は、
ありきたりだけども
「本質」「真理」という言葉が
「思考停止」を誘うからです。

 

すごく尊敬しているコンサルタントに
「これが本質なんだよ」
って言われたらどうでしょうか??

それ以外に何か探そうと思いますか??

探しませんよね。

 

逆に覚えないと!という感じで、
メモなどをとったりするはずです。

または、従わないと!って感じで、
自分の考えをコンサルタントに寄せていったりするはずです。

 

 

だから、伝える側として「これが本質です」とかは
なるべく使わないようにしています。

 

「これが絶対に正しい」ということはなくて
1つの考え方として捉え、この先どうしていくのか?

ということを常に相手に考えさせていくことが
大切だと思っているからです。

 

そもそも「本質」とか「真理」って?

本質:
物事の根本的な性質・要素。
本来の姿。

真理:
どんなときも変わることない、
正しい物事の道筋。

と大抵は言われています。

 

よく考えてみると、
この世っていうのはそもそも千変万化であって
時代によっても正しいとされることの定義は違います。

 

なので本質や真理に従っても、

今の自分がいる時代、
今の自分がいる環境、
今の自分が置かれている世界情勢などによって

「成功したり幸せになれるのか?」
っていう問いを投げかけた時に
見えてくるものはまた違ってきますよね。

 

特にビジネス業界に置いては、
成功するためと言って
「本質」や「真理」が語られるわけですが、

「ビジネス」っていう人間が作ったものの
「本質」や「真理」なんて
変わっていくに決まっているじゃないですか?

 

「人を殺してもいいのか?」

 

という当たり前に「良くない」と言える問いにさえ、
時代や環境が違えば、
「良いとされてしまう」ことだって
なくはないわけです。

本質っていうものそのものの定義を
僕らは作り出したに過ぎないのです。

 

他人が作り出したものに
翻弄される本質なんて
もはや本質とは言えないのです。

ちなみに世の中の唯一の不変の法則っていうのは
「変わらないものはない」
だそうです。

ということは「本質」も「真理」も
変わる可能性を含んでいるということですよね。

 

 

「本質は・・・」
っていう人がいたら、一度、
「それ(本質)ってどういうことですか?」
って質問してみてください。

大抵は答えられないです(笑)

 

 

答えられる人間は自分なりの考え方を持っているし、
答えられずに「本質」や「真理」を語る人間は、

情報弱者を刈っているようで
自らが情報弱者になっている人に過ぎません。

海維/kai
海維/kai
宇宙人 / パラレルシフター
会社員・ビジネス・バックオフィスなど複数のキャリアを飛び回る。 具体と抽象、物質世界と精神世界を自由に行き来して、マルチポテンシャルに世界を飛び回るパラレルシフター。 視点を切り替え、世界を変える。 マイルを使って世界を飛び回る旅行が趣味。 海維を表すkey word:世界・パラレル・自由・旅
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